生活発表会に向けて
生活発表会に向けて、子ども達の興味関心のあることへの活動をさらに深めていきました。
◯つぼみ組(1.2歳児)
グルグルが大好きな1歳児。
天井のシーリングをみては「くるくる」と言っていたのが始まり。


これも「くるくる」あれも「くるくる」と身の回りのまわるものを自然と見つけていました。



そのような姿をクラスの先生がうまく拾いあげ、ぐるぐると言葉が入り、動作もある手遊びを取り入れてくれました。
また、ぐるぐるのようにオノマトペを普段の生活の中でうまく使い、子どもたちに伝わりやすい工夫もされていました。
それでもやっぱりぐるぐるが好きな子どもたち。
生活発表会では、手遊び「ミックスジュース」を身体全体で表現することに決まりました。
ミキサーの中でぐるぐるとまざる造形遊びを行ったり…


実際にミックスジュースを作ったり…



帽子をかぶって、果物になりきったり…


ぐるぐると実際に回ってみたり…

とさまざまな活動を楽しんできました。

◯年少組
言葉をうまく使って表現することが出来始めた3歳児さん。うまくいかず泣いていた子も、落ち着いてくると〇〇が嫌だった…こうしたかった…とお話してくれるようになりました。
困った時は「手伝ってください」とお願いも出来始めたね。
そんな姿がある中、お部屋で呼んでいた絵本「へんしんトンネル」が特に気に入り、リクエストが増えていたようです。
意味不明の文字並びが言いつづけていると、意味の通じる言葉になっていくというお話となっています。
言葉にさらに関心が深まっていくといいな…、そしてへんしんトンネルの言葉遊びの面白さをみんなにも伝えていこうと、生活発表会の題材となりました。
年少さんオリジナル、へんしんトンネルでは、文字は動物の名前にしました。
3文字と4文字の動物探しを行ったり…
文字を区切り意味のわからない文字にしたり…
(かえるは→えるかに)


動物が決まったら次はその動物はどんな動きをするの?と調べました。

実際にやってみる…


他には、あいうえおの文字を一つ選び、何に入っているか言葉遊びも始めました。
僕の名前に入っているよと名前に注目したり、身の回りの物に注目したり、聞いたことある言葉に改めて視点を置いたりと文字探しを楽しみました。

◯年中組
国旗に興味を持っていた年中組さん。国旗の色塗りを行ったり、国名と国旗のマッチングなどを楽しんでいました。
そんなある日、お家にあった絵本を持ってきてくれたお友だちが、ある国について詳しくのっているページを熱心に見て、知らせてくれることがありました。
〇〇が有名なんだって、と。
そこをうまく拾い上げた先生。
みんなで調べてみよう。
でも、世界中にはたくさんの国があるね。
調べてきた国々を壁一面に表にしてみよう。
食べ物の欄もいるね。
有名な建物の欄もいるね。
とどんどん欄が増えていきました。


みんなが調べてきてくれたものが多い所、4つの国にしぼって、今度は生活発表会で知らせてあげることに決まりました。
さらに、言葉や衣装、ダンスを調べていきました。
こんにちは→ハロー、アニョハセヨ、ボンジュール、オラと各国のご挨拶も覚え、知ることがどんどん楽しくなっていきました。
もう、ダンスなんて踊りたくて仕方ありません。出番でなくても踊っちゃいます。

クラス全体が盛り上がりそのおもしろさを表現できました。

衣装も素敵ですね。
↓↓フランスの衣装です。

↓↓韓国の衣装です。

有名なものの紹介もしたね。

どのクラスも発表会に向けた日々の活動を子どもたちと先生と共主体で楽しんでいきました。
発表会では、そのほんの一部。
たくさんのお客さんの前でうまく表現できたとしても、反対にできなかったなと思ったとしても、それまでの活動時間の経験はその子にとってとても貴重な時間となりました。
そして、それがこれから先にもつながっていくように私たち保育士が見守っていきます。