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クリスマスに向けて

朝晩の冷え込みが徐々に増してきた頃から、年長組のお部屋から降誕劇のお歌が聞こえ始めました。

園庭の大きなケヤキの木は日に日に葉っぱが少なくなってくるころ、七五三に向けての活動で行ってきた【成長の木】にはたくさんの葉っぱがつきました。

クリスマスに向けてこちらもお飾りを行いましたよ。

いよいよクリスマス会に向けての活動が始まりました。

年長が行う降誕劇は、子どもたちの憧れとなっているようです。

どの役も大切な役割があるよ、と分かち合う時間をもうけ…

園長先生が小さかった頃の降誕劇のエピソードも聞かせてもらい…

そして、役の発表がありました。

台本を進んで読み始めたり…

クリスマスのいろいろな絵本を読んだり…

お歌の内容のイメージがわくようにお絵描きをしたり…

お友だちと練習したり…

いろいろな姿がありました。

今年は11月31日の日曜日から待降節が始まりました。

一本ずつろうそくの火を灯していきながら、心の準備をしていきました。

一本目は、「待つ」です。

ずっとずっと昔、救い主がお産まれになりますよとお知他背がありました。

星の数ほど子どもが生まれるころに…そこから「待つ」ことが始まりました。

その「待つ」ということについて分かち合いがありました。

どんな時に待つ?

子どもたちにも先生たちにも聞いてみました。

病院で呼ばれるのをドキドキしながら待つ、

好きなグループのチケットが届くのをワクワクしながら待つ、

修学旅行から元気に帰ってくるかなと心配しながら待つ、

待つということは明るい気持ちもあるし、ちょっと心配な気持ちもあることがわかりました。

ブランコちゃんと変わってくれるかな?早くなりたいな。

相手の気持ちを考えながらクラスでも待つということを意識しながら過ごしてみました。

年長では、わくわく、嬉しい、待ち遠しい気持ちで、降誕劇の始まりのお歌を心弾むように歌おうと試みました。

また、私が言うナレーションの部分だと気付いたお友だちは、ゆっくりと丁寧に響く声で言い始めたのです。

ろうそく二本目は、「信じる」です。

まだかなと待つうちに不安にもかられるね。

でも信じてみよう。

マリア様がガブリエルに言われたことを「はい、神様のお望み通りになりますように」と信じたように。

私たち職員も同じ気持ちで、生活発表会やクリスマス会の活動に取り組みました。

お友だちを信じて、応援してきました。

ろうそく三番目は、「よろこび」です。

やどやさんに馬小屋ならあいていますよと言ってもらった時のマリア様ヨセフ様のよろこびや、光輝く星を見つけてよろこび向かう、羊飼いやはかせたち。

そんな気持ちを表現しました。

こうして待降節のお話を聞きながら過ごす日々の中で、ぼく私の頑張り・嬉しかったことなどを神さまにお伝えしながら、あたたかい気持ちをこめてかいばおけに一本ずつおささげしていきました。

「ごはんいっぱい食べたよ」小さいお友だちもお捧げに行くことを喜んで行っていました。

降誕劇の発表、クリスマス会では、お客さんの前で緊張もありましたが、見てもらえるとよろこびをもって取り組んでいる様子がありました。

次の週からは、役をかえて行ったり…

年中さんから体験の申し込みがあり、役の先生になって教える姿もありました。

与えられた役をのセリフやしぐさ、そして気持ちもなりきり一所懸命に頑張っていたことがよーくわかりました。

憧れの降誕劇の引き継ぎもできたようです。

そして、二学期も最終日を迎え。

25日より早いですが、4本目のろうそくを灯し、しめくくりを行いました。

終園式が終わりを迎えようしたとき、リンリンリン…

今年もやってきました。サンタクロースさん‼︎

「Merry Xmas♪」

みんなにプレゼントを持ってきてくれました。

この1か月、子どもたちとあたたかい気持ちを共に見つけ合いながら過ごしてきました。

イエス様はみんなが仲良く過ごすために生まれてきてくれました。

12月25日…

すべての人に平和と喜びがありますように。