エコロコ・キッズキャラバン
1月28日に待ちに待った、エコロコ(ふるさと兵庫こども環境体験推進事業)のキッズキャラバンが、幼稚園にやってきました。
「ぼくの事知っている人?」
「はーい!!」と答えるお友だち。
エコロコの”八木さん”は、
みんなの憧れの方なのです。
昨年、八木さんと一緒に
虫取りをした際に、大きな網で
ちょうちょ…せみ…はち…
とんぼ…と次々に飛んでいる虫も
高いところにいる虫も
捕まえていったのです。
そして、虫のことをなんでも知っていて
子どもたちの中では、
八木さん=虫博士となったのです。

今回は大きなトラックに乗ってやってきてくれました。
そして、ホールがミニ博物館になりました。
入ってすぐに目を引いたのが、子どもたちのワクワクをくすぶる大きなタペストリー。

背の高さより大きく、子どもたちの目線からは迫力たっぷりの様子でした。

4ブースに分かれて早速体験の始まりです。
▶キューブパズル
大きなサイコロキューブのパズルは6個を合わせて完成です。
昆虫版と恐竜版がありました。
大きなタペストリーが答えになっていて、どれにする?
「かまきり」「くわがた」と子どもたちの間でまずは決めてから取り組む子どもたち。4.5歳児のお友だちは、こうしてこども会議がさっと開かれ、パッと決まり、いざ実施!という姿が多く見られました。




2歳児さんや3歳児さんの多くは、目の前にあるキューブの絵の色や形などの情報から入り、似たキューブの面を探し完成させる姿がありました。




1歳児さんもみんなの姿を見よう見まねで、大きなキューブを持ち上げたり、運んだりを楽しんでいました。


一人ではきっと大変なパズルを、お友だちや先生と一緒に協力して完成させることの楽しさを味合わせて下さいました。
▶さわれる化石
化石コーナーでは、まず目で見て楽しんでいました。
これは何だろう?
〔目で見て楽しむ〕一見石のようで、でも園庭や公園でみる石とは違うようだ。
不思議そうに見ていました。

ピカピカしてる。キラキラしてる。


絵本を見ながら同じ化石を探し出したり、三葉虫の模型を見て足の本数を数えている子も。

〔触れてみて〕持ってみると、こんなに重たいんだ。
なんだか冷たい。凸凹してる。ここだけつるつるだ。渦巻きの形きれい。持ち上げて見てみると、また違った見え方もあるな。実際に触ってみると更に、さまざまな発見がありました。そして、化石を大切に扱うということを、両手で大事そうに持っている姿から分かります。






▶大きくしてみよう(デジタルマイクロスコープ)
お姉さんが、誰かハンカチを貸してくれますか?と。
みんなは「え?」虫じゃないの?と思ったことでしょう。
いつも使っているハンカチ。
糸がこんなにびっしり並んでいたんだね。大きくすると不思議。

子どもたちの興味を誘ってくださり、本題へ。
ご準備された虫たちは、つい最近ひとはくの近くの公園で探してきた虫たちだそうです。
冬になると全然見かけなくなった虫たちですが、見つけることもできるよと教えてくれました。ダンゴムシの足の数を数えたり、テントウムシの模様、カメムシの口の形など大きくして見てみると、よーく分かりました。

お姉さんが、小さいお友だちも、質問に答えていてとても詳しいことに驚かれていました。春になって虫さんたちが起き出すのが待ち遠しいね。
▶ゆめはく(トラック)
標本がたくさん並んでいました。
きれいな色の虫たちが、何匹も、そして、丸やハートの形に並んでいる標本。

見つけた途端、「わぁ~、きれい」と目を輝かせていました。
八木さんは、子どもたちの興味を更に深めて下さいました。
これで見てみる?と虫眼鏡を貸して下さいました。



子どもたちがそれぞれ虫眼鏡を通して観察することを楽しむと、次にクイズが始まりました。このカードと同じ虫さんを探しましょう。

そこで、はっとしました。
同じ種類の虫でも、色合い、模様の形に位置、触角の長さ…などなどに違いがあることを大人も改めて知ることが出来ました。
子どもたちは必死です。答えを八木さんに問うのですが、それがなかなか当たらないのです。虫も一匹一匹の違いがあることを、クイズを通して感じました。

▶ティラノサウルスのレプリカは小さなお友だちより高く、迫力がありました。


鋭い牙を触ったり、頭を突っ込んでみたり、喉から入ってみたり…博物館では出来ない楽しみ方も出来ました。

子どもたちのワクワクする姿がたくさん見れた、エコロコ・キッズキャラバンでした。

また来てね~とお見送りをしました。
貴重な体験を、本当にありがとうございました。